icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査9巻7号

1965年07月発行

講座 検査技術者のための臨床病理学講座14

機能検査とその臨床

著者: 河合忠1

所属機関: 1順天堂大学医学部臨床病理学教室 2中央鉄道病院臨床検査科

ページ範囲:P.617 - P.620

文献概要

I.機能検査とは何か
 前回まで解説した臨床検査法とその臨床は,排泄物と体液成分の形態的観察と化学的成分の分析結果がいかに診断に利用されているかを説明したものである。今回とりあげた機能検査とは,生体内各臓器はそれぞれのはたしていや役割り(機能)にある程度定つたものがあることからその臓器が生体維持のためにどれくらいその役割りを遂行する能力をもつているか,あるいはその臓器の機能がどれほど障害されているかを推定するための検査方法である。したがつて,機能検査は形態学的検査や分析的手法を利用するけれども,成績の表現はある臓器の,どのような機能がどれだけ侵されているという判定になる。
 以下現在行なわれている機能検査法の種類と,それに関連する重要な病気について述べよう。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら