技術解説
文献概要
はじめに
Spallanzaniが1785年獣肉が胃液により体外で分解されることをはじめて明らかにし,William Proutは1823年胃液中の酸は塩酸であることを証明し,1836年Schwannが胃液中の特殊な消化物質をPepsinと命名してより,胃液は胃疾患の診療に注目されるようになった。1883年Leubeは胃管を用いて胃液を採取し,その性状によって胃の機能を診断しようとして胃液検査法を創始した。
胃液検査はX線診断法,内視鏡的診断法(直達鏡,ガストロカメラ,ファイバースコープ)細胞診,胃生検法の進歩により,そのはたす役割は不当に軽視される傾向にあるが,糞便検査とともに胃腸疾患の診療に際しては,補助的診断ならびに経過観察に一応の役割をはたすものと考えている。
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