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研究と報告
自殺未遂者の予後調査
著者: 大原健士郎1
所属機関: 1慈恵医大精神神経科教室
ページ範囲:P.713 - P.721
文献購入ページに移動Ⅰ.緒言
近年,青年層の自殺の激増のため,わが国の自殺率は第1表に示すごとく世界第1位となり,しかも昭和30年には男女ともに,15才から24才までの自殺は同年令層の死因のトップになつた(第2表)。
著者はこの激増の原因,自殺企図前の精神状態および自殺未遂者の予後について興味をもち鎌倉市の一救急指定病院において,昭和31年5月より調査を続けているが,今回は自殺未遂者の予後調査をとりまとめて報告したいと思う。
近年,青年層の自殺の激増のため,わが国の自殺率は第1表に示すごとく世界第1位となり,しかも昭和30年には男女ともに,15才から24才までの自殺は同年令層の死因のトップになつた(第2表)。
著者はこの激増の原因,自殺企図前の精神状態および自殺未遂者の予後について興味をもち鎌倉市の一救急指定病院において,昭和31年5月より調査を続けているが,今回は自殺未遂者の予後調査をとりまとめて報告したいと思う。
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