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文献詳細

雑誌文献

精神医学1巻10号

1959年10月発行

文献概要

研究と報告

精神科領域における7044RPの使用経験

著者: 江副勉1 蜂矢英彦1

所属機関: 1東京都立松沢病院

ページ範囲:P.723 - P.727

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Ⅰ.まえがき
 精神科領域における薬物療法は,Phenothiazine系薬物,Rauwolfia Serpentina,Meprobamateなど,いわゆる精神安定剤の導入以来,諸種衝撃療法にとつてかわつた感がある。しかし,これらの薬物療法によつて,あらゆる精神症状が軽快するというわけにはいかない。ここに,さらに新たな薬剤の期待される余地がある。
 最近Phenothiazine系薬物の1つとして登場したLevomepromazine(以下LM)は,2,3の点で注目すべき薬物と思われる。その理由の第1は従来の薬物では無効か,あるいは著効を挙げえなかつた例に対しても,かなり顕者な効果を示す場合があつたこと,第2は,その副作用の1つである傾眠作用を,有効に利用できることである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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