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文献詳細

雑誌文献

精神医学1巻11号

1959年11月発行

研究と報告

精神障害者のIproniazid(精神賦活剤)療法

著者: 梅根善一1 松島瑤子1

所属機関: 1毛呂病院

ページ範囲:P.771 - P.780

文献概要

 1)著者は,抑うつ症状を呈した11症例について,Iproniazidを使用したので,その治療経験を報告し,あわせて海外の文献を紹介した。
 2)psychic-energizerとしてのlproniazidによる療法では,重篤な肝障害という重大な副作用と,一過性の副作用をともなうので,その使用にあたつては慎重を要する。
 3)Iproniazidは,軽症のうつ病,ことに結核合併のうつ病に使用することは有効と考える。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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