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雑誌詳細

文献概要

研究と報告

精神病院入院患者の手指の汚染度について

著者: 峰村光平1 土井永記1 池田篤信1 高野輝子1

所属機関: 1厩橋病院

ページ範囲:P.859 - P.863

 近年においてもわが国の赤痢流行は依然としてあとをたたない1)。一方精神病院内においても,古くから肺結核とならんで赤痢および下痢症の発生については知られており,われわれの勤務する厩橋病院でも御多聞に洩れず,第1表にしめしたようにこの2〜3年来赤痢の散発的および爆発的発生を見ている。その予防対策については,特に定期的に糞便の検査を行ない健康保菌者の早期発見と早期治療に力を入れているが,赤痢発生を絶滅するまでにいたつていない。
 そこで赤痢発生の要因を,病院内における患者の生活態度を中心に考えて見ることにした2)

掲載雑誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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