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精神病院の将来—WHOクロニクル1958年6月12巻6号より
著者: 津田信夫1
所属機関: 1厚生省精神衛生課
ページ範囲:P.881 - P.884
文献購入ページに移動 昔の精神病院は,超過収容で刑務所のごとき建物であつた。そこに患者はほとんど治る望みもなく,非現実的な人工的な世界に強制的に拘束されたものである。今では多数の患者は病院の外で治療されるとともに,速やかな治療と社会復帰に重点が移つている。将来の精神病院は,特殊治療と調査研究のための小さい入院部門を持つ地域精神衛生活動組織の司令部であり,職員の訓練と研究のセンターとしてえがかれるであろう。WHOのブレチンに間もなく出版される小論の中で,英保健省の技官でWHOの顧問であるDr. G. Toothは,色々な条件のもとで近代的な精神衛生サービスを計画し樹立するときいかにこれらの概念が適用されるべきかを暗示している。
彼の論旨と結論は大体次のごときである。
彼の論旨と結論は大体次のごときである。
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