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特集 実験精神病 研究と報告
LSD-25による体験—とくに絵画制作を中心として
著者: 徳田良仁1
所属機関: 1東京大学医学部精神医学教室
ページ範囲:P.181 - P.192
文献購入ページに移動 以上自家実験と,正常健康な職業画家のLSD-25による症状・行動の変化と絵画制作を通じて,つぎの2,3の点を指摘したい。
1)LS1}25の中毒の症状は多彩であるにもかかわらず,同一人の代表的な状態像の変化は反覆実験に際しても,ほぼ類似の状態像の経過を示すと思われる。
2)知覚変化,情動変化に伴う状態像の変化と絵画的表現の変化(描画上の特徴性)とはかなりの平行関係を示し,絵画上から逆1こ状態像を把握する資料を得たと思われる。
1)LS1}25の中毒の症状は多彩であるにもかかわらず,同一人の代表的な状態像の変化は反覆実験に際しても,ほぼ類似の状態像の経過を示すと思われる。
2)知覚変化,情動変化に伴う状態像の変化と絵画的表現の変化(描画上の特徴性)とはかなりの平行関係を示し,絵画上から逆1こ状態像を把握する資料を得たと思われる。
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