文献詳細
研究と報告
文献概要
1)30歳の男子で脳炎罹患後,語音理解と語義理解の分離,語喚起の困難,特異な書字言語障害などを認め語義失語症(井村)と診断した。
2)一般的知性障害は認められなかったが,全病像を思考言語過程の障害として把握できると思われた。
3)臨床的解剖的見地からみれば後部領域失語症(仁志川)と大差はないように思われるが言語理解障害の様相などがその趣を異にしていた。この差異が臨床的解剖的にどのような意味をもつものか現在のところ不明である。
2)一般的知性障害は認められなかったが,全病像を思考言語過程の障害として把握できると思われた。
3)臨床的解剖的見地からみれば後部領域失語症(仁志川)と大差はないように思われるが言語理解障害の様相などがその趣を異にしていた。この差異が臨床的解剖的にどのような意味をもつものか現在のところ不明である。
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