icon fsr

文献詳細

雑誌文献

精神医学1巻8号

1959年08月発行

研究と報告

異常視覚を訴える1症例

著者: 西尾友三郎1 秋山誠一郎2

所属機関: 1慶応大学医学部神経科教室 2東京歯科大学

ページ範囲:P.563 - P.568

文献概要

Ⅰ.緒言
 幻視,錯視またはこれに類した異常視覚の体験は珍しくないが,これを絵に再生して説明する例は比較的に少ない。われわれはたまたま「幻視がある」と訴えて自からその成立機転を解明しようと努力している人に遭遇した。彼は日日の異常視覚を絵日記式に記録し,自己の何らかの身体的特殊性のためにその現象が起るのではないかと考え,一方この異常視覚を苦痛とするよりもむしろ楽しんでいるのであつた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら