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研究と報告
Neuro-Behçet症候群の5例
著者: 津田昌利1 金子善彦1 吉沢勇1 村井みほ1 梅林円尚2
所属機関: 1横浜市立大学医学部神経科学教室 2東京三鷹新川総合病院
ページ範囲:P.49 - P.55
文献購入ページに移動いわゆるBehçet氏病には神経症状を伴うものが25〜30%に認められるとしてCavaraとD'ErmoがこれをNeuro-Behçet-Syndromeと名づけて発表したのは,1954年のことであつたが1),以来多くの本症候群に関する研究報告がわが国においても発表され,すでにその症例数は剖検8例を含めて55例に達する。われわれも本症候群と診断できる5症例を経験したので,若干の考按を加えて報告する。
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