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特別寄稿
精神医学における臨床と遺伝—非定型精神病の問題を中心にして
著者: 満田久敏1
所属機関: 1大阪医科大学精神科
ページ範囲:P.185 - P.190
文献購入ページに移動 本稿は昭和42年12月16日,大阪精神医会の第3回総会において,「精神科の臨床の今昔」という演題で講演したものに,多少筆を加えたものである。
プログラムには会長講演ということになつていますが,私がこれから申しあげることは,いわゆるpresidential addressというような格調の高い話ではむろんありません。また幹事の方からのご注文で,とりあえず「精神科の臨床の今昔」という演題を出しておきましたが,ひとりの精神科医のAutobiographie――Pathographieとお考えになつても結構です―のようなかたちで,私自身がこんにちまで臨床と遺伝の両面から,主として「非定型精神病」の問題について多少研究し,また経験したことを中心に話してみようと考えています。
プログラムには会長講演ということになつていますが,私がこれから申しあげることは,いわゆるpresidential addressというような格調の高い話ではむろんありません。また幹事の方からのご注文で,とりあえず「精神科の臨床の今昔」という演題を出しておきましたが,ひとりの精神科医のAutobiographie――Pathographieとお考えになつても結構です―のようなかたちで,私自身がこんにちまで臨床と遺伝の両面から,主として「非定型精神病」の問題について多少研究し,また経験したことを中心に話してみようと考えています。
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