icon fsr

文献詳細

雑誌文献

精神医学10巻5号

1968年05月発行

研究と報告

全身性エリテマトーデスの精神神経症状—とくに分裂病様症状を呈した1例をめぐつて

著者: 臼井宏1 縄手朗1 仲宗根泰昭1

所属機関: 1日本大学医学部精神神経科学教室

ページ範囲:P.407 - P.413

文献概要

Ⅰ.まえがき
 全身性エリテマトーデスSystemic Lupus Erythematodes(以下SLEと略す)は近年いわゆる膠原病の主要疾患として注目を集めているが,その経過中に精神神経障害を呈することもまれではなく,すでにわが国にも幾多の報告例がある。われわれは最近5カ年間日大板橋病院の内科および皮膚科に入院したSLEの全例について病歴調査を行ない,精神神経症状について調査したのでこの結果を報告する。また,従来の報告例中にはみられないいわゆる分裂病の第一級症状を呈した1経験例についてやや詳しく記述し,文献的考察を加えない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら