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文献詳細

雑誌文献

精神医学10巻6号

1968年06月発行

研究と報告

二重盲検プラセボ対照法によるoxazepam(ハイロング)の神経症への効果

著者: 佐藤倚男1 伊藤斉2 開沢茂雄2 高橋良3 栗原雅直4

所属機関: 1東京医大神経科 2慶応大学医学部神経科 3東京大学医学部精神神経科 4虎ノ門病院精神科

ページ範囲:P.496 - P.504

文献概要

Ⅰ.序
 Oxazepamは下記の構造をもつ,いわゆるminor tranquilizerであつて,chlordiazepoxide,diazepam,nitrazepamについで日本では4番目に登場したbenzodiazepine誘導体である。
 LD50は経口投与ではマウスで10g/kg以上,ラットで8g/kg以上とされ,この量は人体臨床用量1日30〜90mgの数千倍以上となり,かなり急性毒性は低い。身体依存性が,他のbenzodiazepine系と同程度に存在するであろうことはかなりの確からしさで言えるが,催奇型性はないもようである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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