文献詳細
研究と報告
文献概要
I.はじめに
精神分裂病に対する治療効果の検定,地域や時代の差による症状の変化,その他さまざまな問題に対処するにあたつて,精神症状をより客観的に,より標準化して判定したいという要請はますます緊要化している。国立病院精神神経科薬物療法共同研究班で,主として薬物療法の効果判定を目的として「精神分裂病の状態像変化判定尺度表」を製作したのでここに報告し,批判をあおぎたい。これはもちろん治療効果判定以外の多くの目的に対しても使用可能である。
精神分裂病に対する治療効果の検定,地域や時代の差による症状の変化,その他さまざまな問題に対処するにあたつて,精神症状をより客観的に,より標準化して判定したいという要請はますます緊要化している。国立病院精神神経科薬物療法共同研究班で,主として薬物療法の効果判定を目的として「精神分裂病の状態像変化判定尺度表」を製作したのでここに報告し,批判をあおぎたい。これはもちろん治療効果判定以外の多くの目的に対しても使用可能である。
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