文献詳細
紹介
文献概要
著者Rumkeについてはここであらためて紹介するまでもないが,かれはオランダの碩学であるばかりでなく,実践的な臨床家でもあり,本書の表題は著者自身がUtrecht大学創立318年祭(1954年)に総長講演として公けにしたものである。
この著作の内容は「精神医学の根本問題」,「臨床的研究への寄与」,「心理学および精神病理学への寄与」および「精神分裂病について」の4章からなつているが,ここでは従来この欄で行なわれた紹介の形式を踏襲しないことにした。それはRumke自身の精神医学の視界の広いことのほか,本書におさめられている各論述や講演は表題こそ違うが,それぞれのテーマの間に関連があるから,各項目をとりあげて詳しく跡づけることがかならずしもRumkeの精神医学の紹介に適しているとも思われないためである。したがつてこの紹介は本書のなかで主題的に論じられている問題の一端にかぎられる。
この著作の内容は「精神医学の根本問題」,「臨床的研究への寄与」,「心理学および精神病理学への寄与」および「精神分裂病について」の4章からなつているが,ここでは従来この欄で行なわれた紹介の形式を踏襲しないことにした。それはRumke自身の精神医学の視界の広いことのほか,本書におさめられている各論述や講演は表題こそ違うが,それぞれのテーマの間に関連があるから,各項目をとりあげて詳しく跡づけることがかならずしもRumkeの精神医学の紹介に適しているとも思われないためである。したがつてこの紹介は本書のなかで主題的に論じられている問題の一端にかぎられる。
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