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研究と報告
“破綻酩酊”の精神医学的知見—犯罪者5例の精神鑑定例を通じて
著者: 浅田成也1
所属機関: 1広島大学医学部神経精神医学教室
ページ範囲:P.385 - P.392
文献購入ページに移動Ⅰ.精神鑑定と普遍的法則
精神鑑定の中心課題は,主として犯罪行為と疾患の諸関係を行為の様式という点から追求するところに求められるといえる。
しかし犯罪行為は,犯罪時のみの行為という特殊性のために,単なる行為の様式そのもののみからは,十分な鑑定を成しとげることが困難であることもいうをまたない。
精神鑑定の中心課題は,主として犯罪行為と疾患の諸関係を行為の様式という点から追求するところに求められるといえる。
しかし犯罪行為は,犯罪時のみの行為という特殊性のために,単なる行為の様式そのもののみからは,十分な鑑定を成しとげることが困難であることもいうをまたない。
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