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文献詳細

雑誌文献

精神医学11巻5号

1969年05月発行

文献概要

研究と報告

精神症状と脳波異常を伴つた全身性エリテマトーデスの1例

著者: 東村輝彦1 宮田祥子2

所属機関: 1大阪北野病院神経精神科 2京都大学医学部精神医学教室

ページ範囲:P.393 - P.398

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I.はじめに
 全身性エリテマトーデスSystemic Lupus Erythematodes(以下SLEと略す)に精神神経症状がみちれることはKaposi1),Osler2)らの記載以来,幾多の報告があるがけいれん発作のないSLE患者の脳波変化を調べた報告は非常に少なく,まして症状の変化と平行して縦断的に脳波測定を行なつた報告はほとんどみあたらない。そこでわれわれは,多彩な精神症状を呈したSLE患者の脳波を継時的に測定したところ興味ある結果を得たので報告する。ちなみに,このさいには精神症状が現われるまで副腎皮質ホルモンをまつたくもちいていないので,Cortlsone induced psychosisとの鑑別は自ら明らかであろう。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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