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文献詳細

雑誌文献

精神医学11巻6号

1969年06月発行

文献概要

研究と報告

陳旧精神分裂病に対する薬剤療法の意義に関する検討(第2報)—Chlorpromazineとの比較における各種薬剤の効果およびその特性について

著者: 諏訪望1 伊藤耕三1 山下格1 岡田文彦1 小熊士郎1

所属機関: 1北海道大学医学部精神神経科

ページ範囲:P.457 - P.464

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I.はじめに
 現在日常の診療において,陳旧精神分裂病に対する向精神薬の使用はかなり漫然と行なわれているのが一般の傾向である。しかし第1報2)で述べたごとく実際に投薬中止とか,偽剤をもちいた実験では,薬剤の効果が意外に大きいことが明らかになつている。それならばつぎにはたして現に使用している薬剤が患者に対してもつとも有効なものであるだろうかという点の検討が必要になつてくる。非常に数多くの向精神薬が使用されている現状においては,実際にどの薬剤を使用したらよいのか選択に苦しむことが多い。そこで陳旧精神分裂病に対する各種薬剤の効果や特性を調べる目的でつぎのごとき実験を行なつた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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