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文献詳細

雑誌文献

精神医学11巻8号

1969年08月発行

文献概要

研究と報告

うつ状態に対するSp 732の臨床使用成績

著者: 北嶋省吾1 上島哲男1 奥田純一郎1 大原ちづ1

所属機関: 1大阪日生病院神経精神科

ページ範囲:P.637 - P.641

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I.はじめに
 精神科領域において中枢神経刺激作用を有する薬剤として使用されているものには1954年Meier, R. およびGross, F. 1)らによるmethyphenidylate(Ritalin),同じくBrown, B. B. およびWerner, H. W. らが1954年開発したpipradrolhydrochloride(Meratran)がある。これらbenzhydrol系薬剤については,すでに佐野3)によつて詳細に論じられている。われわれはこの種の薬理作用を有する物質として,新しい中枢興奮剤1-phenyl-2-pyrrolidino-pentane hydrochloride(Sp 732)を入手し,うつ状態を呈する患者に使用,若干の治験成績を得たので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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