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文献詳細

雑誌文献

精神医学11巻8号

1969年08月発行

文献概要

資料

日本におけるてんかん概念の胚胎—緒方「扶氏経験遺訓」と本間「内科秘録」

著者: 小泉衡平1 和田豊治2

所属機関: 1福島県立矢吹病院 2東北大学精神医学教室

ページ範囲:P.645 - P.648

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 癲も癇も古い言葉であるが,ひとつにはてんかんそのものの概念が,とくに他種精神病との区別において,さして確立していなかつたことも原因して,それが今日のてんかんの意味を確実にするのは比較的新しいことに属する。その時点9)は,漢医学の基盤に洋医学の基盤が入りこんだ接点であつて,実は今をさる100年ほど前,本間棗軒(1814-1871)の「内科秘録」からとみられている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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