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文献詳細

雑誌文献

精神医学12巻11号

1970年11月発行

資料

総合病院における精神科に対する病院長の意見

著者: 春原千秋1 栗原雅直1 野口拓郎1 大津正典1 佐藤壱三1 富永一1

所属機関: 1総合病院精神科医長会

ページ範囲:P.967 - P.975

文献概要

I.はじめに
 昭和42年名古屋医学会総会のさいに総合病院精神科医長会が発足した。その後関東地区の一部有志が不定期ながらしばしば集談するようになった。種々の話題を通じて基本的に次のような状況が重要であると考えるようになっていたので,それをまず述べておきたい。
 (1)精神医療の主流,あるいは精神科医師の主力が,慢性経過患者の社会復帰にそそがれている現実,および単科病院を主体とする精神医療機関の大部分がその方向をとる必然性を否定することはできない。しかし他方,精神医療のひろがりに応じた,あるいは単科病院の欠陥をおぎなう総合的精神医療機関も必要である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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