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幼児の行動特徴の遺伝的側面と成長に伴う変化について
著者: 阿部和彦1 天富美禰子1
所属機関: 1大阪市立大学医学部精神神経科
ページ範囲:P.650 - P.661
文献購入ページに移動I.はじめに
精神医学に関係した体質や行動特徴の形成における遺伝と環境の相対的役割の評価は時代とともに変わっている。
古代ギリシャのヒポクラテスは「神聖なる病(てんかん)について」という章で「ひきつけを起こす原因は,他の(ある種の)病気と同じように,遺伝によるものである」と述べているのは彼の考えかたの一端を示すものとして興味深い。
精神医学に関係した体質や行動特徴の形成における遺伝と環境の相対的役割の評価は時代とともに変わっている。
古代ギリシャのヒポクラテスは「神聖なる病(てんかん)について」という章で「ひきつけを起こす原因は,他の(ある種の)病気と同じように,遺伝によるものである」と述べているのは彼の考えかたの一端を示すものとして興味深い。
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