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紹介
F. M. ForsterのClinical Therapeutic Conditioning in Sensory Precipitated Seizureについて
著者: 細川清1
所属機関: 1岡山大学医学部神経精神科教室
ページ範囲:P.807 - P.813
文献購入ページに移動I.はじめに
Sensory precipitated seizures注1)(以下SPSと略)の問題は古くかつ新しい。同時にその治療の歴史も古くから興味ある問題をわれわれに投げかけてきた。一般のてんかん発作とやや異なり,SPSはまず頭蓋外にその要因を求められ,発作の引金が一応明瞭であり,その機構は生理学的に思考されうるなどの特徴を有している。
これがいわゆるreflex epilepsyとして古くから親しまれてきた名称の由来をなすものである。このような外界からの刺激によって引き起こされる特殊なてんかんの研究は,一般のてんかん発作の機構を解明するひとつの拠り所として期待される。
Sensory precipitated seizures注1)(以下SPSと略)の問題は古くかつ新しい。同時にその治療の歴史も古くから興味ある問題をわれわれに投げかけてきた。一般のてんかん発作とやや異なり,SPSはまず頭蓋外にその要因を求められ,発作の引金が一応明瞭であり,その機構は生理学的に思考されうるなどの特徴を有している。
これがいわゆるreflex epilepsyとして古くから親しまれてきた名称の由来をなすものである。このような外界からの刺激によって引き起こされる特殊なてんかんの研究は,一般のてんかん発作の機構を解明するひとつの拠り所として期待される。
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