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特集 社会変動と精神医学
社会変動と精神医学
著者: 加藤正明1
所属機関: 1国立精神衛生研究所
ページ範囲:P.1128 - P.1132
文献購入ページに移動I.はじめに
精神医学が社会変動とどのようにかかわりあってきたか,相互にどのような影響を与えあってきたかという問題をここに論じようとする。このさい社会変動social changeなるものを精神医学との関連において,どのようにとらえるか,どの側面をとくに強調しなければならないかということが,最も重要なポイントになるのであろう。
とくに日本の現状はきわめて迅速かつ広汎な社会変化が進行していることであり,この変動を都市化,産業化,核家族化,情報過多,過疎化,過密化,大衆社会化,管理社会化,オートメーション化,第2次産業優位などのさまざまの面でとらえることができる。
精神医学が社会変動とどのようにかかわりあってきたか,相互にどのような影響を与えあってきたかという問題をここに論じようとする。このさい社会変動social changeなるものを精神医学との関連において,どのようにとらえるか,どの側面をとくに強調しなければならないかということが,最も重要なポイントになるのであろう。
とくに日本の現状はきわめて迅速かつ広汎な社会変化が進行していることであり,この変動を都市化,産業化,核家族化,情報過多,過疎化,過密化,大衆社会化,管理社会化,オートメーション化,第2次産業優位などのさまざまの面でとらえることができる。
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