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文献詳細

雑誌文献

精神医学13巻12号

1971年12月発行

文献概要

特集 社会変動と精神医学

疾病概念批判試論—遺伝因子と社会因子の連関をめぐって

著者: 岩本正次1

所属機関: 1明治学院大学社会学部

ページ範囲:P.1169 - P.1173

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Ⅰ.問題の所在の批判の概要
 精神病者の多くは,通例の意味でのsocielityの欠陥を持っている。したがって,内因性精神病疾病概念も,現象に対応して,遺伝の概念と現象学的Soseinというふたつの非社会的概念を大前提としていることは,当然のことであるように見える。
 しかし,社会因子は,単に,変動因子のみではなく,非社会的ともみえる共時的因子をも含むものである。この共時的因子としてのことばの機能に着目すると,いろいろ新しい知見が得られる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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