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研究と報告
てんかんに対する,Sodium Dipropylacetate(DPA)の使用経験
著者: 大熊輝雄1 福間悦夫1 幡碩之1
所属機関: 1鳥取大学医学部神経精神医学教室
ページ範囲:P.387 - P.394
文献購入ページに移動Sodium dipropylacetate(DPA)はアメリカで合成され,フランスで抗てんかん薬として臨床的に開発されたものである。その化学構造式は,第1図のように,これまでの抗てんかん薬とはまったく異なり,直鎖系の低級脂肪酸であり,とくにNを含まないことを特徽としており,このことは抗てんかん薬に新しい方向を示すものとして興味深い。
今回わたくしたちは,各種てんかん患者に本剤を使用する機会を得たので,その結果の概要を報告する。
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