文献詳細
研究と報告
文献概要
I.緒言
われわれ精神科医が患者の独語に接する機会はきわめて多いにもかかわらず,独語に関する論文はきわめて少なく,本邦ではわずかに古川5)と小倉11)の2つを数えるに過ぎない。これらは分裂病者の独語が如何なる体験を伴っているかを,主として現象学的見地から論じたものである。
最近,主としてアメリカにおいて,行動科学的見地から,communication behaviorやlanguage behaviorの研究がさかんであるが,独語に関してのこれらの面からの研究はなされていない。
われわれ精神科医が患者の独語に接する機会はきわめて多いにもかかわらず,独語に関する論文はきわめて少なく,本邦ではわずかに古川5)と小倉11)の2つを数えるに過ぎない。これらは分裂病者の独語が如何なる体験を伴っているかを,主として現象学的見地から論じたものである。
最近,主としてアメリカにおいて,行動科学的見地から,communication behaviorやlanguage behaviorの研究がさかんであるが,独語に関してのこれらの面からの研究はなされていない。
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