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研究と報告
仮性対話性独語の研究—精神分裂病と振戦せん妄の場合
著者: 臼井宏1
所属機関: 1日本大学医学部精神神経科学教室
ページ範囲:P.577 - P.583
文献購入ページに移動I.緒言
われわれ精神科医が患者の独語に接する機会はきわめて多いにもかかわらず,独語に関する論文はきわめて少なく,本邦ではわずかに古川5)と小倉11)の2つを数えるに過ぎない。これらは分裂病者の独語が如何なる体験を伴っているかを,主として現象学的見地から論じたものである。
最近,主としてアメリカにおいて,行動科学的見地から,communication behaviorやlanguage behaviorの研究がさかんであるが,独語に関してのこれらの面からの研究はなされていない。
われわれ精神科医が患者の独語に接する機会はきわめて多いにもかかわらず,独語に関する論文はきわめて少なく,本邦ではわずかに古川5)と小倉11)の2つを数えるに過ぎない。これらは分裂病者の独語が如何なる体験を伴っているかを,主として現象学的見地から論じたものである。
最近,主としてアメリカにおいて,行動科学的見地から,communication behaviorやlanguage behaviorの研究がさかんであるが,独語に関してのこれらの面からの研究はなされていない。
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