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文献詳細

雑誌文献

精神医学14巻12号

1972年12月発行

文献概要

特集 精神障害者の動態

過密地域における精神障害者在院人口の動態

著者: 石原幸夫1 篠崎英夫1 渡辺真1 稲本誠一1

所属機関: 1神奈川県精神衛生センター

ページ範囲:P.1076 - P.1085

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I.緒言
 精神障害者についての臨床統計的研究は,今日すでに多くの報告がなされているが1〜6),われわれは,精神医学における疫学的接近を志向して,過密地域における在院精神障害者を在院人口としてとらえ,その動態を人口統計的な観点から分析した。
 いうまでもなく人口とは,一定地域に住む人間の数であり,時間とともに変動している。この変動を一定の時点でとらえたものを人口静態と呼び,地理的分布,性,年齢構成などがこれに含まれ,他方,この変動を増加また減少など変化の様相としてとらえたものを人口動態と呼び,出生,死亡,移住(転出入)などがその要因とされている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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