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文献詳細

雑誌文献

精神医学14巻3号

1972年03月発行

文献概要

C.P.C. 松沢病院臨床病理検討会記録・5

脳動脈硬化性精神障害と診断され,病理的には脳動脈硬化を合併した老年痴呆であった症例—痴呆の臨床的鑑別について

著者: 石井毅1 吉田哲雄1 松下正明1

所属機関: 1都立松沢病院神経病理研究室

ページ範囲:P.269 - P.273

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I.まえがき
 臨床的に脳動脈硬化による痴呆と,老年痴呆とを鑑別診断することは,時として非常にむずかしい。この例は脳動脈硬化による痴呆と診断されて入院したが,剖検後の検討では老年痴呆との合併であり,むしろ老年痴呆が主病変ともみられる症例であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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