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C.P.C. 松沢病院臨床病理検討会記録・5
脳動脈硬化性精神障害と診断され,病理的には脳動脈硬化を合併した老年痴呆であった症例—痴呆の臨床的鑑別について
著者: 石井毅1 吉田哲雄1 松下正明1
所属機関: 1都立松沢病院神経病理研究室
ページ範囲:P.269 - P.273
文献購入ページに移動臨床的に脳動脈硬化による痴呆と,老年痴呆とを鑑別診断することは,時として非常にむずかしい。この例は脳動脈硬化による痴呆と診断されて入院したが,剖検後の検討では老年痴呆との合併であり,むしろ老年痴呆が主病変ともみられる症例であった。
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