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巻頭言
精神医療の発展のために
著者: 有岡巖1
所属機関: 1奈良県立医科大学神経精神科学教室
ページ範囲:P.294 - P.295
文献購入ページに移動 現在の精神医療は重篤な病にかかり続けている。医療の理論・方法そのものにはそれほどの問題はないとしても,その遂行・発展を妨げるものがある。その基本的なもののひとつは診療報酬である。
経験的に治療にとりいれられ,それを中心として,つぎつぎに開発されてきた現在のmajor tranquilizerではあるが,このものは薬物療法において,現在のところ大きな価値を有している。最近試用されたL-5HTPにいたっては,まさに本質的な薬物療法への歩みを踏みいれたものである。
経験的に治療にとりいれられ,それを中心として,つぎつぎに開発されてきた現在のmajor tranquilizerではあるが,このものは薬物療法において,現在のところ大きな価値を有している。最近試用されたL-5HTPにいたっては,まさに本質的な薬物療法への歩みを踏みいれたものである。
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