文献詳細
特集 てんかん分類へのアプローチ
文献概要
I.はじめに
てんかんに関して,最初に注目された症状が痙攣であろうことは想像にかたくない。てんかんについての最古の論文であるHippocrates(460-377B. C.)の神聖病(morbus sacer)でも,その様相が生き生きと述べられている。
しかし,Avicenna(980-1037)の命名によるといわれるEpilepsiaの語源が"襲撃される","捉えられる"という意味であるように,早くから痙攣以外の発作症状も知られていた。今日,精神運動発作の一つであるambulatory automatismも疾走てんかん(running fit)として記述されている。
てんかんに関して,最初に注目された症状が痙攣であろうことは想像にかたくない。てんかんについての最古の論文であるHippocrates(460-377B. C.)の神聖病(morbus sacer)でも,その様相が生き生きと述べられている。
しかし,Avicenna(980-1037)の命名によるといわれるEpilepsiaの語源が"襲撃される","捉えられる"という意味であるように,早くから痙攣以外の発作症状も知られていた。今日,精神運動発作の一つであるambulatory automatismも疾走てんかん(running fit)として記述されている。
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