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文献詳細

雑誌文献

精神医学14巻5号

1972年05月発行

特集 てんかん分類へのアプローチ

精神運動発作

著者: 佐藤時治郎1 大沢武志1 大沼悌一1

所属機関: 1弘前大学医学部神経精神医学教室

ページ範囲:P.409 - P.417

文献概要

I.はじめに
 てんかんに関して,最初に注目された症状が痙攣であろうことは想像にかたくない。てんかんについての最古の論文であるHippocrates(460-377B. C.)の神聖病(morbus sacer)でも,その様相が生き生きと述べられている。
 しかし,Avicenna(980-1037)の命名によるといわれるEpilepsiaの語源が"襲撃される","捉えられる"という意味であるように,早くから痙攣以外の発作症状も知られていた。今日,精神運動発作の一つであるambulatory automatismも疾走てんかん(running fit)として記述されている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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