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制御の疾患としての内因性うつ病
著者: 佐藤道生2
所属機関: 1ベルリン自由大学精神神経科 2神戸大学医学部精神神経科教室
ページ範囲:P.481 - P.487
文献購入ページに移動 ゼルバッハ教授は,11年前に来日し,「制御回路の障害の表現としてのてんかん痙攣発作」,「近代精神薬理学の理論と実践」,「トフラニールの効果とサイバネティクス的自動制御系の原理」などの講演を行なったが,最近,わが国の精神医学の領域でも,この方面への関心が徐々に高まってきている。1969年,同教授は,シンポジウムの論文集「Das depressive Syndrom」の中で,内因性うつ病を自律神経系の力動の障害として,制御理論的に解明しようと試みており,著者の了解を得たので,ここに紹介してみたい。
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