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文献詳細

雑誌文献

精神医学14巻6号

1972年06月発行

座談会

諏訪敬三郎先生をかこんで

著者: 加藤正明1 逸見武光2 五十嵐衡3 諏訪敬三郎4

所属機関: 1国立精神衛生研究所 2東京大学精神衛生学 3神経研究所付属晴和病院 4国立国府台病院

ページ範囲:P.496 - P.511

文献概要

 諏訪 逸見さん,あの向こうに見える森が国府台台地の南の端になります。その先の水門が間々川の出口。手古奈媛の祠があそこから少し奥に入ったところにあります。しかし,昔はあの辺りまで海だったようです。ここら辺りは,第2回目の国府台戦争,永祿7年1月ですね,里見義弘と北条氏康の戦いの主戦場だったのです。当時,里見氏がここに陣を張ったのでここをいまでも里見というのです。いま通った里見公園,あそこで古い国府台陸軍病院が発足し,後に国府台の分院になっていました。本院から里見分院までの間は美しい桜並木でしてね,外地から帰ってきた人たちにとても喜ばれたものです。それから,国府台から見る夕陽がとてもきれいでしてね。クーラーなど使わずに川風に吹かれるのもまた良いものでしょう。
 加藤 諏訪先生が国府台をお離れになってもう四分の一世紀たちました。しかし,先生はますますお元気で,いろいろ活動していらっしゃるので,きょうは,ぜひ先生から戦前,戦後についてご活躍のご様子をうかがいたいということで,とくに読者から希望がございました。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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