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文献詳細

雑誌文献

精神医学14巻8号

1972年08月発行

文献概要

研究と報告

偽性副甲状腺機能低下症の1例—とくにその発作と心因性要因との関連性について

著者: 宮本宣博1 浮田義一郎1 門林岩雄1 田中穂積1

所属機関: 1京都府立医科大学精神神経科

ページ範囲:P.747 - P.753

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I.はじめに
 副甲状腺機能低下にみられる精神異常については,1907年のFrankl-Hochwartの報告以来,主として術後副甲状腺機能低下症(postoperativehypoparathyroidism)および特発性副甲状腺機能低下症(idiopathic hypoparathyroidism)に関しての諸家の報告が記載されているが,今回末梢神経系の被刺激性亢進と解されているところのテタニー発作が,心因性に強く影響されて頻発した偽性副甲状腺機能低下症(pseudohypoparathyroidism)の症例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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