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巻頭言
精神科医総反省の時
著者: 熊代永1
所属機関: 1福島医科大学神経精神医学教室
ページ範囲:P.1026 - P.1027
文献購入ページに移動 最近本誌の巻頭言を初め,日本精神神経学会,病院精神医学会などにおいて活発に論議されている問題ではあるが,何回繰返されても繰返しすぎるものではないと信じるので,あえて臨床精神科医の反省点について,その一端を,私自身の観点からのみ,述べてみたい。
要旨は,真に患者の立場に立って診療しているか,十数年来の先入観と偏見をもって当っていなかったか,発言の自由を持った場での診療が行なわれているか,とくに精神病院での問題点,矛盾点の解決,改善に効果的な努力をしてきていたか,などである。そして結論としては,全精神科医が以上を総反省し,姿勢を正し,困窮に直面した後に,一致した総意として,共通した,根本的な問題点を不退転の姿勢で要求し,解決すべきであろうと考える。
要旨は,真に患者の立場に立って診療しているか,十数年来の先入観と偏見をもって当っていなかったか,発言の自由を持った場での診療が行なわれているか,とくに精神病院での問題点,矛盾点の解決,改善に効果的な努力をしてきていたか,などである。そして結論としては,全精神科医が以上を総反省し,姿勢を正し,困窮に直面した後に,一致した総意として,共通した,根本的な問題点を不退転の姿勢で要求し,解決すべきであろうと考える。
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