icon fsr

文献詳細

雑誌文献

精神医学15巻10号

1973年10月発行

文献概要

動き

私がFulbourn病院で体験した治療共同体

著者: 相場均12

所属機関: 1フルボーン病院社会精神医学担当 2早稲田大学

ページ範囲:P.1109 - P.1115

文献購入ページに移動
 ちょっと,初めにかたい話のようになりますけれども,精神医学者の他に作家やその他の文化人のいろいろな方々がいらっしゃるので,なるべくくだいてお話ししたいと思います。実はやさしく話すということはtherapeutic communityでは重要なことなのです。
 社会精神医学の背景ということから前提に話したいと思います。現在,Church of Englandが国教会となっていて,一応宗教の自由が保証されているわけです。医療も教育も私立以外は全部無償,それから経済に関しては,成長率が鈍くていろいろ複雑な推移の結果,今年の初めにECに加入して,国民所得が毎年0.5%ずつ上積みされて5年間で11億ポンドの国民所得の増加をもたらして,投資,それから実質賃金の上昇を可能にしております。朝日年鑑にはイギリスの上記の状態がかなりくわしく書かれています。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら