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研究と報告
新催眠剤GP 41 299についての終夜ポリグラフィー的検討
著者: 佐藤泰三1 森洋二1
所属機関: 1順天堂大学医学部精神医学教室
ページ範囲:P.659 - P.667
文献購入ページに移動I.はじめに
睡眠障害は,精神科領域においては精神分裂病,うつ病などの精神疾患や種々の型の神経症で,またその他の各科においても広い領域で日常臨床上最も多く遭遇する症状の一つであり,臨床医にとって催眠剤を使用しなくてはならぬ機会はきわめて多い。
20世紀初頭にFisher, E. とVon Mehring, J. によって最初のbarbitalが合成され,その後phenobarbital,pentobarbital,amobarbitalなど10数種のバルビツール酸系催眠剤が合成され,それらの効果が比較的確実であるためにしばしば使用されているが,習慣性,覚醒時の不快感などいくつかの問題がある。
睡眠障害は,精神科領域においては精神分裂病,うつ病などの精神疾患や種々の型の神経症で,またその他の各科においても広い領域で日常臨床上最も多く遭遇する症状の一つであり,臨床医にとって催眠剤を使用しなくてはならぬ機会はきわめて多い。
20世紀初頭にFisher, E. とVon Mehring, J. によって最初のbarbitalが合成され,その後phenobarbital,pentobarbital,amobarbitalなど10数種のバルビツール酸系催眠剤が合成され,それらの効果が比較的確実であるためにしばしば使用されているが,習慣性,覚醒時の不快感などいくつかの問題がある。
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