icon fsr

文献詳細

雑誌文献

精神医学15巻9号

1973年09月発行

研究と報告

Chlorpromazine服用時の心電図変化と血中濃度の関係

著者: 栗岡良幸1

所属機関: 1阪奈サナトリウム

ページ範囲:P.1001 - P.1009

文献概要

I.緒言
 著者は先にchlorpromazine(CPZ)服用患者の心電図を調べ,高頻度に異常心電図の出現することを報告し,CPZの血中濃度と関係があることを示唆した1)。今回CPZ服用患者のCPZ血漿濃度(以下血中濃度と記す)をelectron capture detector付gas chromatographyで測定し,同時に心電図検査を行ない,この両者の相関性を迫求したところ,きわめて密接な関係のあることが判明したのでその概要を述べ,臨床的意義について考察を行なったので,諸家のご批判を仰ぎたい所存である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら