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Psychopathologische Besonderheiten bei Kranken mit Encephalomyelitis disseminata (“Multiple Sklerose”),他
著者: 浅井昌弘1
所属機関: 1慶大精神神経医学
ページ範囲:P.18 - P.18
文献購入ページに移動著者は1956〜1971年の16年間にBonnのFriedrich-Wilhelm大学に入院し,M. S. と診断された773例(男310,女463)の病歴から精神症状について検討した。患者の平均年齢は38.5歳(14〜76歳)で,全症例につき精神症状を6つの範疇に分けてみると,①精神的に著変なし363例(47.0%),②上気嫌,多幸性134例(17.3%),③抑うつ,不快気分87例(11.3%),④気分易変,刺激性99例(12.8%),⑤精神病的なもの(psychotisch)5例(0.6%),⑥痴呆,人格変化85例(11.0%)となり,約半数の例では精神的に著変なく,症状があるものではEuphorie-Syndromが多かった。
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