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研究と報告
文献概要
特異な緘黙状態を呈した1症例の治療経過を報告し,心因性緘黙症の心的力動を考察した。神経症全般に用いられる第一次疾病利得を「話すことができない」心性と考え,第二次疾病利得を「話さないほうがかまってもらえる」心性と考えることで,緘黙症の治療に役立つ理解が得られることを論じた。
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