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追悼
古川復一君を偲ぶ
著者: 仁志川種雄1
所属機関: 1前長崎大学
ページ範囲:P.215 - P.215
文献購入ページに移動 古川君は昭和8年,東京大学医学部を卒業して精神科教室に入局した。昭和48年10月25日,うっ血性心不全で,水戸市の自宅で御家族の手厚い看護を受けて,その多彩な生涯を終わった。40年余にわたって精神医学の途一筋に歩んだのである。
教室入局当時は三宅教授,荒木講師,鰭崎医局長の時代であった。私は昭和4年に入局し10年に松沢病院に転じたが,古川君はそれより一足先きに行ったのではなかったか。私は昭和16年に千葉の荒木先生の教室に移ったが,古川君は17年に芹香院へ行ったらしい。大学,松沢と計8年ぐらい,私は古川君と医局生活を共にしたことになる。この間共に机を並べた方々を思い出すままに数えて見ると30数名で,そのうち半数に近い方々が故人となって居られる。
教室入局当時は三宅教授,荒木講師,鰭崎医局長の時代であった。私は昭和4年に入局し10年に松沢病院に転じたが,古川君はそれより一足先きに行ったのではなかったか。私は昭和16年に千葉の荒木先生の教室に移ったが,古川君は17年に芹香院へ行ったらしい。大学,松沢と計8年ぐらい,私は古川君と医局生活を共にしたことになる。この間共に机を並べた方々を思い出すままに数えて見ると30数名で,そのうち半数に近い方々が故人となって居られる。
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