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文献詳細

雑誌文献

精神医学16巻4号

1974年04月発行

文献概要

研究と報告

急激な運動によって誘発される舞踏病様不随意運動発作の1症例—活性アミンとの関連

著者: 服部隆夫1

所属機関: 1公立陶生病院神経科

ページ範囲:P.379 - P.385

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I.まえがき
 急激な運動を開始することによって発作的に起こる不随意運動についてはMount and Reback1)(1940)のfamilial paroxysmal choreoathetosisをはじめとしparoxysmal choreoathetosis8),paroxysmal kinesigenic choreoathetosis13)などの報告があった。1961年福山ら16)は,これらの類似する症例を検討し,遺伝に規定される一独立疾患として,遺伝性運動覚反射性てんかんhereditary kinesthetic reflex epilepsy(HKRE)という病名を提唱し,その本態についての考察と疾患分類学的位置づけを試みている。私はこれらと類似の症状が家族性にみられる症例を経験したので,これについて若干の検討を試みる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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