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シンポジウム 向精神薬療法の現状と問題点—Dr. Frank J. Ayd, Jr. を迎えて
向精神薬療法の技術
著者: 風祭元2
所属機関: 1 2帝京大学精神神経科
ページ範囲:P.645 - P.650
文献購入ページに移動I.はじめに
現在われわれ医師は,情緒障害および精神障害を持つ患者の治療のために,きわめて多くの種類の神経遮断剤または強力トランキライザー,感情調整剤または抗うつ薬,それに穏和トランキライザーを持っている。これらのおのおのの薬は,正しく選択された患者に,適当な用量を,それらの薬の治療効果を発揮するのに必要で十分な長さの期間にわたり処方された場合には,きわめて有効なものである。これらの薬物を,有効に,安全に,そして経済的に用いる技術は4段階から成っている。これらはつぎのようなものである。
現在われわれ医師は,情緒障害および精神障害を持つ患者の治療のために,きわめて多くの種類の神経遮断剤または強力トランキライザー,感情調整剤または抗うつ薬,それに穏和トランキライザーを持っている。これらのおのおのの薬は,正しく選択された患者に,適当な用量を,それらの薬の治療効果を発揮するのに必要で十分な長さの期間にわたり処方された場合には,きわめて有効なものである。これらの薬物を,有効に,安全に,そして経済的に用いる技術は4段階から成っている。これらはつぎのようなものである。
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