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文献詳細

雑誌文献

精神医学17巻10号

1975年10月発行

紹介

「いのちの電話」活動の概要

著者: 稲村博1 森秀人1 藤井哲1 斎藤友紀雄1 白井幸子1 小泉登志子1 林義子1

所属機関: 1社会福祉法人・いのちの電話

ページ範囲:P.1113 - P.1119

文献概要

Ⅰ.はしがき
 「いのちの電話」は,発足以来満4年を経過する。自殺防止をはじめ,あらゆる種類の不安や悩みに応じるわが国最初の電話カウンセリング機関として,強い期待と支援を受け,また広く注目を集めている。
 自殺防止活動は,ヨーロッパにおいてはすでに19世紀末に始まった。その後徐々に拡大していたが,ことに1955年ロンドンの「サマリタンス」(The Samaritans),続いて1958年ロサンゼルスの「自殺予防センター」(SPC,Suicide Prevention Center)が設立されてからは,本格的発展段階に入ったといえる。また,1963年シドニーに「ライフ・ライン」(Life Line)が創立されてからは,従来の自殺防止のみならず,あらゆる問題に応じる電話カウンセリング機関として,飛躍的拡がりを持つに至っている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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