文献詳細
研究と報告
文献概要
I.はじめに
従来より,記憶障害のうち,追想の障害に属するもののなかで,逆向性健忘19),全般健忘22)ないし全生活史健忘8,14,16,18,21,24),系統的健忘23)などと呼ばれて報告されている健忘があり,これらはその特徴より,心因性健忘と考えられ6,24,25),わが国では戦後より10数例の報告がある、このなかでも多くのものは,純粋に心因のみで説明されるものであるが,少数例には,何らかの器質的要因が関与していると考えられるものも報告されている8,16,21)。
今回,著者は,子痛発作後の回復過程において続発した系統的健忘の症例を経験した。
従来より,記憶障害のうち,追想の障害に属するもののなかで,逆向性健忘19),全般健忘22)ないし全生活史健忘8,14,16,18,21,24),系統的健忘23)などと呼ばれて報告されている健忘があり,これらはその特徴より,心因性健忘と考えられ6,24,25),わが国では戦後より10数例の報告がある、このなかでも多くのものは,純粋に心因のみで説明されるものであるが,少数例には,何らかの器質的要因が関与していると考えられるものも報告されている8,16,21)。
今回,著者は,子痛発作後の回復過程において続発した系統的健忘の症例を経験した。
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