文献詳細
来日記念講演
文献概要
睡眠てんかん患者と覚醒てんかん患者の性格傾向に関しては,私はすでに名古屋で話しているので,今日は,この2つのタイプのてんかんにおける睡眠のタイプについて話そうと思う。
F. L. Patryは,アメリカの州立病院の医者であるが,すでに1931年に次のような疑問をもった。すなわち,てんかん発作の発現時間のピークの相違は,患者の睡眠パターンの相違と関係があるのではないかという疑問である。彼はこういっている。「発作発現時間のピークが患者によってまちまちであるように,睡眠のタイプもそれぞれ異なる。入眠後1時間以内に最も深い眠りに達する人もあれば,覚醒直前に深睡眠に達する朝型の人もいる。このような睡眠の特徴と発作発現時間のピークとの間に何らかの相関があるのではないかと思う」。
F. L. Patryは,アメリカの州立病院の医者であるが,すでに1931年に次のような疑問をもった。すなわち,てんかん発作の発現時間のピークの相違は,患者の睡眠パターンの相違と関係があるのではないかという疑問である。彼はこういっている。「発作発現時間のピークが患者によってまちまちであるように,睡眠のタイプもそれぞれ異なる。入眠後1時間以内に最も深い眠りに達する人もあれば,覚醒直前に深睡眠に達する朝型の人もいる。このような睡眠の特徴と発作発現時間のピークとの間に何らかの相関があるのではないかと思う」。
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