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研究と報告
Ictal Stuporの2症例
著者: 赤埴豊1 岩瀬綽子1 奥田治1
所属機関: 1大阪市立桃山市民病院神経科
ページ範囲:P.493 - P.502
文献購入ページに移動Lennox20)が1945年にpetit mal statusの呼称を提示して以来,多くの症例報告がある。しかしこれらの中にはLennoxの定義による古典的小発作重積症とはかなり異なる症例が多く含まれている。たとえば,Zappoli29)(1955)のprolonged epileptic twilight state with “wave-spikes”, Friedlanderら5)(1956)のepilepsia minoris continua, Goldensohnら7)(1960)のprolonged behavioral disturbances as ictal phenomena, Jaffe14)(1962)のictal behavior disturbance as the only manifestation of seizure disorderなどの名称による報告がある。
さらに1965年にNiederrneyerとKhalifeh22)はこれらの状態に認められるtwilight stateの特徴はstuporであるとして,ictal stuporあるいはspike-wave stuporという名称を提示し,petit mal statusの名称の妥当性に疑問を投じた。
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