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雑誌目次

論文

精神医学17巻7号

1975年07月発行

雑誌目次

巻頭言

国府台病院の歴史の中で

著者: 佐藤壱三

ページ範囲:P.670 - P.671

 去る2月7日午後11時45分,当院の初代院長諏訪敬三郎先生は,持病の心臓障害が悪化,当院内科病棟の一室でなくなられた。享年72であった。先生はこの病院の事実上の生みの親であったが,どういうお気持でこの病院,精神医学の現況を眺めておられたであろうか。わが子のようにこの病院を愛し,深い関心をたえずこの病院に持ち続けられていた先生であったが……。
 戦争を知らない子供たちという言葉がよくいわれているが,戦争を知らない若い世代の精神科医にとっては,先生あるいはこの病院がかつてわが国の精神医学の世界で果たした役割のもつ意味は,も早容易に理解されない,あるいは関心の外のこととなっているかもしれない。

来日記念講演

—Hubert Tellenbach—内因—世界因性精神病としてのメランコリー

著者: 宮本忠雄 ,   平山正実 ,  

ページ範囲:P.672 - P.680

 精神医学が「内因性精神病」(“endogene Psychosen”)を問題にしはじめてからもう100年になるが,これら2つの概念はそもそも何を意味するのか。われわれはすでに一世紀にわたって「精神病」を問題にしているのに,それをどう理解するかを学問的に知ることもないというのは,奇異なことではないだろうか。ビンスワンガー(L. Binswanger)は,精神病についての学問的な諸標識にかなった規定をあたえようとこころみた最初のひとである。たしかに,かれはこの規定を行うにさいして,フッサール(E. Husserl)の超越論的〔先験的〕現象学を援用したに違いない。すなわち,フッサールは,「現実の世界は,経験が同じような構成的様式のなかでたえず進行しつづけるという確固とした前提においてのみ存在する」と述べたが,これをふまえて,ビンスワンガーは精神病というものを,経験のこうした構成的一貫性が疑わしくなり,ひいては,生の歩みをこれまでのように規範にかなつた仕方で成就することが危うくなるような現存在様式と規定した(L. Binswanger,1960)。精神病についてのこの規定は,経験の構成的様式における断裂という決定的な点を言い当てている。われわれがこれからメランコリ研を論ずる場合にも,精神病としてのメランコリー,つまりビンスワンガーの諸標識に合致するようなメランコリーを念頭においている。それゆえ,われわれは,あいまいでもあり拘束力もなくなった“Depression”という概念を,ここでは完全に放棄することにしよう。
 それなら「内因性」については,どうなのか。われわれは,この概念の発展のあとをたどる余裕はないので,ここでは3つの考え方を指摘するだけにとどめたい。まず第1に,内因性とは,フランス(Magnan,Falret,Baillarger)やドイツ(Fauser,Bumke,Gaupp,Tiling,そして―まったく根本的には―Kretschmer)の精神医学にとって,病前にあらかじめ存在していた人格の不調和が尖鋭化したものであり,気質の諸類型が「それぞれの」精神病へと発展することだった。第2に初期の精神分析学,とりわけアーブラハム(Abraham,1916)にとって,内因性といえば,orale Zoneとanale Zoneが「程度に応じて変化し,幼児ではひとりひとり変動するという内因性」と結局は同じものだった。精神分析も「古典期以後」の段階,とりわけクライン(M. Klein)の場合になると,内因性とはなによりも幼児期のとりこみ過程がうまくいったか否かというふうになる。この点についてはあとでさらに言及するだろう。第3に身体論的な精神医学にとって,内因とは「潜在因性の」何か,つまり,まだ知られてはいないが,遺伝的に決定される,脳器質性の疾患過程ということになる。この立場にとっての内因性精神病とは,身体的に「まだ」基礎づけられない精神障害なのである。だから身体論者(Somatiker)は,内因性精神病の発現がまちがいなく病因的状況によって同時にひき起こされるような事実を臨床で再三経験していながら,この病気の原因を脳器質的な過程によるものと固く信じつづけている。

研究と報告

執着性格とてんかん性格の比較—第1報 ロールシャッハ・テストの成績

著者: 大熊輝雄 ,   川原隆造 ,   久場兼功 ,   梅沢要一 ,   中沢和嘉 ,   田中潔 ,   中村宏子

ページ範囲:P.681 - P.690

I.はじめに
 最近躁うつ病の発病における発病状況と病前性格の問題が注目され,下田27)(1950)のいう執着性格,Tellenbach31)1961)のメランコリー型Typus melancholicusについての研究が広く行われるようになった。執着性格は,下田27)原著によれば仕事に熱心,凝り性,徹底的,正直,几帳面,強い正義感や義務責任感,胡麻化しができないなどの諸特徴をそなえているが,新福28)これを感情興奮の持続が長くてなかなか冷却しない性格と説明している。
 他方てんかん患者には特有な性格特徴を示すものが多いことも古来注目されており,いわゆるてんかん性格の特徴として几帳面,粘着性,融通性欠如,爆発性などがあげられている。このように執着性格とてんかん性格とは,異なる面は多いにしても,几帳面,融通性欠如などの点でかなりの類似性をもっており,両者の異同は重要な研究課題であるが,これについての詳細な研究は従来見当らないようである。そこで著者らは,執着性格とてんかん性格との類似点と相違点を心理検査をとおして研究することを計画し,まずロールシャッハ・テスト(以下「ロ」・テスト)による研究を行ったので,その所見を報告する。

慢性および反復性躁うつ病の臨床(Ⅱ)—治療問題について

著者: 市川潤 ,   迎豊

ページ範囲:P.691 - P.697

I.はじめに
 近年の躁うつ病に関する精神病理学的研究の焦点は,主として病者の性格学とそれを踏まえた状況論,とりわけ発病に到る経過の中での両者の関連に向けられている。このような状況論的研究は,躁うつ病の発病時のみにとどまらず,病相の全経過とくに病相終結時,さらに病相間歓期にも敷衍されるべきものと考えられるが,その種の研究4,11)はきわめて少ない。最近の躁うつ病に対する治療は主として諸種の薬物に拠っているが,抗うつ剤があまり有効でない症例も多い。とりわけ薬物治療出現後に却って慢性・反復傾向を示す症例が多くなったという報告9)もあり,そのような症例に対しては長期にわたる経過・予後の展望と状況論的背景を有する対策とがとくに必要と考えられる。これまでの躁うつ病の状況論にあっては,誘発因子が認められる頻度,誘発因として観察される因子の種類,およびそれらの因子の発病に対する意義,さらには誘発の機序などが問題にされてきた6)また,その場合の誘発因子としては比較的急激な状況変化,たとえば転職・地位の昇進・転居・出産などがあげられてきた。しかし,われわれが対象とした慢性・反復性躁うつ病者脚注)においては,そのような比較的急激な状況変化による誘発の問題以外に,日常生活の場である家庭ないし職場での状況が持続的状況5)(Dauersi—tuation)の一要因として大きな役割を果たしているように思われる。そのうち家庭状況については,すでに本論文第1部に述べたが,このような持続的状況は,多くの場合,発病状況というよりは,むしろ病相終結を妨げる,あるいは病相反復を支える因子とみなされる性質を有している。その場合,持続的状況の中で生きつつある病者の人格が,その状況とどのような関わり方をするかがきわめて重要な問題を提供すると考えられる。飯田ら2)も指摘するように,遷延化したうつ病が,むしろ神経症的な印象を与える時に,上述の観点の上に立って対策を講ずることが臨床的にはより妥当であると考えられる。
 そこで,以下に症例を呈示しながら,主としてうつ病相の遷延化に関与すると思われる因子について述べ,さらに病者の人格特徴の問題点を治療過程と関連づけながら述べてみたい。なお,われわれが慢性ならびに反復例を対象とした理由は,本報告第1報で述べたように,診断面での困難が解消されることと併せて,問題点が明確に把握しやすいと考えたからである。また,このような規準で症例を選択することによって,症例の純化が行われることも考えられる〔ここで対象とした症例は,本報告第1部でとり上げた症例(13例)の中から選択された〕。

笑い発作を伴った驚愕反射てんかんの1例

著者: 加藤秀明 ,   森俊憲 ,   麻生哲郎 ,   山田一郎 ,   伊藤逸郎 ,   岩戸敏広

ページ範囲:P.699 - P.707

I.はじめに
 てんかん発作発症の誘因として,過労,暴飲暴食,不眠,月経,精神緊張などが働いていることはよく知られているが,これら誘因と発作とは直接に結びついているものではない。ところが,てんかん発作の中にはある特定の誘因によって発作が繰り返し誘発され,誘因と発作発症との因果関係が明瞭な反射てんかんと呼ばれる1群がある1)反射てんかんがわれわれの興味を引くのは,福山1)も述べているがごとく,反射てんかんは誘因と発作発症の関係が明らかなことにより,発作の発生機序を研究する好個な対象であり,ひいては一般てんかんの発生機序を解明するために有益な情報をもたらす可能性があるという期待によるものと思われる。
 このような考えのもとに,最近われわれは次のような興味ある反射てんかんの1例を経験した。1)不意の触覚刺激によって発作が誘発される驚愕反射てんかんで,2)笑いと思われる発作症状を示し,3)難治性であったがclonazepamが奏効した。
 われわれが本症例で問題としたいのは,笑いと思われる発作症状を示した点である。この発作の症状を笑い発作とするには検討を要するが,いずれにしてもこのような症状が反射的に誘発されたことは興味あることと思われる。さらにclonazepamが奏効したことは,一般に驚愕てんかんは難治性とされていることを考えれば,治療のうえからも重要と考えられるので,若干の考察を加えて報告する。

麻雀により誘発されるてんかんの1例

著者: 丸子一夫 ,   小野常夫 ,   石下恭子 ,   高谷雄三 ,   八島祐子

ページ範囲:P.709 - P.715

I.はじめに
 誘発てんかんには複雑な精神神経活動がその発作誘発に関与しているものがあり,読書てんかんや音楽てんかんなどが有名である。その他,きわめて稀な例としてチェスやトランプあるいは将棋などの遊戯によって発作が誘発されるてんかんも報告されている1〜4)。われわれは麻雀をすることで発作の誘発されるてんかん症例について,その誘発機構や他の誘発てんかんとの関係などを検討する機会を得たので報告する。

ヒステリー症状と心身症状が交互にみられた2症例—脳波異常との関係

著者: 服部隆夫

ページ範囲:P.717 - P.725

Ⅰ.まえがき
 疾病の古典的な3つの経過すなわち治癒,慢性化,死のほかに,ある症状が消失すると別の症状が出現する状態,あるいは病像が身体症状,精神症状あるいは社会的な行動の歪みなどの異なったレベルにわたって変動する状態は症状移動(syndrome shift)25〜27)という言葉で表現されている。症状の移動をひき起こす誘因としては精神療法,薬物療法その他の身体療法などの治療的要因から,社会的・心理的要因,体質的要因などが認められる。またLandolt16)が側頭葉てんかんにおいて指摘したforcierte Normalisierungという現象,木村12)が非定型精神病において認めた「シーソー現象」(seesaw phenomenon)などでは,精神症状と脳波異常がたがいに拮抗的に出現している。このような症状移動の現象は心身統一体としての個体が維持しようとする恒常状態のいくつかの断面として把握でき,たんに特殊な患者にみられる特殊な現象ではなく,病んでいる人間の示すさまざまの症状として理解すべきものと考えられる。
 本論文においてとくにヒステリー患者をとりあげようとしたのは,ヒステリー患者では症状が身体化し易いことや,心身症的疾患を合併したり,心身症がヒステリー的な傾向を示す場合がしばしばあり,ヒステリーと心身症のあいだに移行を起ここし得るような何らかの深い関連があるように思われるからである。

Gilles de la Tourette症候群の1症例

著者: 西田博文 ,   倉光正之

ページ範囲:P.727 - P.736

I.はじめに
 1884〜5年,Gilles de la Tourette42)は,『反響言語と汚言を伴い,運動の協同失調を特徴とする神経疾患に関する研究』という標題のもとに,自験例6例を含む計8例の症例をひとつの症候群として,当時の舞踏病(chorée)から分離し,報告した。これは,通常7〜9歳ごろ,顔面,首,肩などに始まった反復性の不随意動作が,漸次四肢,体幹など全身にひろがり,しかも反響症状や汚言を伴うことが多い,というものである。のちに,これがGilles de la Tourette症候群(以下,Tourette症候群と省略する)と呼ばれるようになったのであるが,類似の名称としては,myospasia convulsiva,maladie des tics(convulsifs),tic général,Tic-Krankheit,mimische Krampfneurose,tic syndromeなどがある。
 Tourette症候群の出現頻度は,まれだといわれる。Ascher, E. 1)は,Henry Phipps Psychiatric Clinicにおける約9千人の入院患者と5万人の外来患者のうち,本症候群の患者はわずか4人にすぎなかったと述べ,またFriel, P. B. 10)によると,1935〜1965年の30年間にMajo Clinicで本症候群の診断をうけたものは,ただの7人であったという。なお,これまでに英語での発表は85例あり(Fernando, S. J. M. 9),1967),あるいは1900年以来132例の報告例を見出した(Lucas, A. R. 20),1970)ともいわれる。わが国においては,われわれの知る限り,飯尾と丹下14),白川41),西浦と広田30)による3編があるのみであり,また学会での報告も若干12,18,31)みられるにすぎないようである。

関根正二と幻視

著者: 加藤稔

ページ範囲:P.737 - P.745

Ⅰ.まえおき
 明治の洋画壇を支配していたのは,一言でいえば,自然主義であった。大正に入るか入らぬかの頃に,この芸術観に対しての懐疑や反撥が急速に高まっていった。この動向を集束して,フユーザン会,二科会など反官展の団体が相次いで生まれることになる。
 創立まもないこの二科会で彗星のようにあらわれ,自身短い生命を燃焼して果てた画家が関根正二である。絵画的表現が多様化し,奇抜な作品も多い今日でさえ,関根の表現は突出し,実になまなましい感動を与えている。それはこの世ならぬ世界,超自然の相貌が巧まずして表現されていることによるのであろう。結論をいえば,それは幻視という病的体験を窓にしてたちあらわれた世界であった。そのため関根は,「幻視の画家」ともよばれ,その狂気は以前から注目されてきた。しかしこの幻視はこれまで,梅毒の結果だろうとか,インスピレーションだとか,ひたむきな思念の産物のようにもいわれている。だが定説はないし,幻視と創造の内的連関についても,とかくあいまいな考察が多い。それで,ここで幻視を中心課題として論じるのも有意義と考える。

古典紹介

—Carl Wernicke—Der aphasische Symptomencomplex—Eine psychologische Studie auf anatomischer Basis

著者: 浜中淑彦

ページ範囲:P.747 - P.764

 Ⅰ.
 以下,〔 〕内小活字は抄訳の部分を示す。(訳者)〔Flourensの唱えた大脳皮質の機能的均一性の説は今日既に妥当なものではなくなったが,それは骨相学者達Phrerologenの主張する局在論の意味ではなく,Meynertの神経繊維説のうちにこそ精密大脳生理学の端緒が含まれており,本書はMeynertの大脳解剖学を実際に正常な言語過程と失語症状に応用しようとした1つの試みである,との書き出しで,視覚,嗅覚,触覚といった最も要素的な心的機能のみが大脳皮質の特定の領域に局在せしめ得るのであって,概念構成,思考,意識といった高次の機能はMeynertのいう連合繊維系の複雑な作業であることを説き,HitzigらやNothnagelの大脳刺激・切除実験を紹介しつつ,感覚器官より投射路を経て得られた感覚印象が記憶心像として後頭・側頭脳Hinterhauβts-Schläfehirnに,運動表象は前額脳Stirnhirnに貯えられ(頭頂脳の機能は当時未決の問題であった),両者の連合Assoziationによって一種の心的反射作用psychische Reflexaktionen(Griesinger)が形成され随意運動が行われると説明する〕。

紹介

—J. A. Whitehead 著—“Psychiatric Disorders in Old Age—A Handbook for the Clinical Team”

著者: 清水信

ページ範囲:P.765 - P.770

 精神科領域に限らず,ほとんどあらゆる臨床科において老人患者の比率は増加の一途をたどり,入院患者でもこの傾向は強まっている。社会成員の老年化がわが国より早くから進行している西欧諸国では,こうした傾向はさらに顕著であり,とくに慢性の老人患者によって病床の大きな部分が占められ,回転率が低下し,入院治療が必要な人びとを入院させようにもベッドがないという深刻な事態が起こったことは周知のとおりである。こうした現象はとくに精神科医療の面で著しく,たとえば英米では精神病院での老人在院者の比率は一般人口における老人比率の2〜3倍にも達し1),またイングランドとウェールズにおける精神病院での65歳以上の老人在院患者の比率は1950年から1960年の10年間に27.4%から36.7%にも増加し老年人口の増加をはるかに上まわっており2)、このまま放置すれば遠くない将来精神病院のベッドのほとんど全部が老人によって占められてしまうという容易ならぬ状況が生じた。
 このような事情を背景として,入院中心主義の医療に対する反省が起こり,入院期間の短縮化,地域内医療・介護の充実がはかられ,同時に各所で老人精神医学の目ざましい展開がみられたのはむしろ当然の帰結であった。本格的な老齢化社会の到来をむかえて,前記のような西欧諸国のわだちを踏まないためにも,これらの国々のたどった道程から多くを学びとることはわれわれにとってひとつの義務といってよい。

海外文献

Affective disorder—Studies with amine precursors/Interaction of medical, biologic, and behavioral factors on aging, adaptation, and survival An 11 year longitudinal study

著者: 古賀良彦 ,   吉田弘宗

ページ範囲:P.680 - P.680

 最近アミン仮説に基づき,躁うつ病患者に対してアミン前駆物質を投与する試みがいくつかなされている。この報告もその1つであるが,従来はカテコールアミン系のL-dopaもしくはインドールアミン系のL-tryptophanの単独投与による報告しかなされていなかったのに対し,ここでは両者を同時に投与する方法がとられている。これはL-dopaを単独で投与すると,逆にL-tryptophanの代謝回転を低下させてしまう可能性があるので,それを防ぐために同時にL-tryptophanを与えることによって脳内の両アミンの代謝回転を促進させようという目的でとられた方法である。
 しかし実際には,著者らの意図に反してあまり良い結果は得られていない。すなわち,両者を投与したうつ病患者(単極型3例,双極型2例)の中で改善を示したのは1例(単極型),少しずつ改善したが偽薬投与期間に反転のなきもの1例,変化のみられなかったもの2例,悪化したもの1例(投与期間中に自殺企図あり)という結果である。

基本情報

精神医学

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-126X

印刷版ISSN 0488-1281

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