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文献詳細

雑誌文献

精神医学17巻8号

1975年08月発行

研究と報告

てんかん患者にみられた精神分裂病様幻覚・妄想状態について—第1報 症候学的検討

著者: 山内俊雄1 藤枝俊儀1 木村直樹2

所属機関: 1北海道大学医学部精神医学教室 2市立札幌病院附属静療院

ページ範囲:P.815 - P.822

文献概要

I.はじめに
 てんかん患者の一部にみられる幻覚,妄想などの精神分裂病様症状については,古くから多くの人々の関心をひき,いろいろの立場からの検索が行われてきた2〜5,7,9,10,14,15,20)
 しかしながら,従来の報告をみると,研究の対象として選ばれた症例のうちには,てんかん患者に精神分裂病様症状が出現してきた症例だけでなく,精神分裂病の経過中に,てんかん性けいれんが生じてきた症例や,境界領域として従来から非定型内因性精神病などと呼ばれている症例など,多少異なる対象が同一に扱われているむきもある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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